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厳冬のウトナイ湖サンクチュアリを歩く|湖は氷結してました

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新千歳空港に近い、ウトナイ湖をご存知ですか。

小さな湖ですが、ここは渡り鳥の聖地、ウトナイ湖サンクチュアリがあるんです。

多くの渡り鳥が羽を休め、また旅立っていく中継地点です。

その中でオオハクチョウなど、一定数はここで越冬するそうです。

冬、ウトナイ湖は河川が流入する一部を残して氷結し、越冬組はわずかな水辺にかたまって春を待ちます。

厳冬期のウトナイ湖に行ってみました。

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ウトナイ湖サンクチュアリとは

1981年に日本最初のバードサンクチュアリに指定されました。

年間に飛来する鳥の種類は270種とも言われます。

ウトナイ湖にはいくつかの川が流れ込むため、栄養分が豊富な湿地帯になっており、1991年にはラムサール条約にも登録されています。

レンジャーと呼ばれる方々が、保全のための調査や自然環境の管理。自然体験などの活動を行なっています。

ネイチャーセンターという拠点施設や、野生鳥獣保護センターがあり、野鳥をはじめいろいろな自然と出会うことができる、自然観察路もできています。

新千歳空港のすぐ近く

新千歳空港から道南バスの千歳空港線で15分程の「ネイチャーセンター入口」または「ウトナイ湖」で下車。

私は空港に近い方の「ネイチャーセンター入口」で降りました。

すぐにこれらの看板がありましたが、他に何もないので、自然相手のせいか、なかなか地味だなーくらいに思っていました。

間違いではないんですが、この理由は後ほど。

自然観察路に入る

凍った道の先には駐車場がありました。

その脇からはキツツキの小径が始まります。自然観察路入口とあります。

林の中をしばらく歩いていくと、木道がありました。

木道ということは、ここはもう湿地帯ですね。木道から外れないようにしなくては。

湿地帯に落ちないようにということと、もし鳥獣が現れても、道を外れて近づかない方が良いんです。

もちろんエサやりは厳禁。

サンクチュアリは第一に野生鳥獣の生息地の保全を目的にした場所です。

ネイチャーセンターに着きました。

1Fは展示・観察のスペースになっています。募金箱もあったので、少額ながら協力してきました。

次はネイチャーセンター東のキタキツネの小径、シマアオジの小径の木道を辿ります。

一旦ネイチャーセンターに戻る形になり、今度は逆方面に進みます。

ネイチャーセンターから野生鳥獣保護センターまでは、湖の岸に沿って、観察路が続いています。

湿原がひらけました。

湖面の野鳥の観察ができるデッキがいくつかあります。

残念ながら湖は全面氷結していて、鳥の姿はありません。

しばらく行くと、こんなものが。アレ?ここが白鳥のデッキの入り口?

頭の真上を飛行機が、南から北へ飛んでいきます。

湖上に足跡が

湖の上に雪が積もっています。

この足跡は、何の足跡でしょうか。 

ウサギやキツネ、タヌキ、イタチ、シカやミンクまでいるそうですので…。

ウトナイ湖の夕日です。

ハスカップの小径に入りました。広い林の中を通ります。

何かと思ったら、倒木です。根が浅くしか張れないのかな。

逆方向から来ても

ここに来て、見どころの案内板が。

どうやら私は逆方向からやってきたらしいんですね。

まぁ、間違いではないし、本当に自然に見られたので良いのですが。

そうかー、ここまで結氷する前なら、いろいろな群れが見られたかもしれませんね。

あずまやを通り過ぎると、

野生鳥獣保護センターの横に出ます。

野生鳥獣保護センターです。

鳥獣保護センターの向こうにあるのは道の駅と、2019年にできた、展望台です。

ガラス張りの室内からも、3Fデッキと屋上からも、ウトナイ湖が一望できますね。

左下には湿地が広がっています。

「ウトナイ湖」バス停で降りていれば、最初にこの案内板が見られたのですね。

最後に鳥の姿が見えた

湿地の手前から見たウトナイ湖。

氷結した湖面の上に、小さく鳥らしい影が見えます。

もしかしてオジロワシとか?遠くてわかりませんね。

来た道を振り返ると、飛行機がこの高度にいました。

本当に空港が近いんですね。

この光景も北海道っぽい。

国道から見た道の駅と展望台です。

道の駅が閉まってしまったので、国道の向かいにある店でお土産を買いました。

その間にすっかり日が落ちた、帰りのバス停。

横にあるのは待合小屋。

バスで来られる方は、ここで降りてネイチャーセンターに向かうと、徐々に気分が盛り上がって良いように思います。

もちろん、ありのままの自然を地味に見たい方は、今回の私式で良いかと。

最後に湖と鳥の姿を見たことで、余韻が長く残ったものですから。

アクセス

車の場合 国道36号で、札幌から90分 苫小牧市内から25分

道南バス 千歳空港線 新千歳空港国内線2番のりばから苫小牧方面行き

     「ウトナイ湖」又は「ネイチャーセンター入口」下車

問合せ先

●ウトナイ湖サンクチュアリ ネイチャーセンター

 苫小牧市植苗150ー3

 0144-58-2505

 開館日 土・日・祝日 9:00~17:00

●ウトナイ湖野生鳥獣保護センター

 苫小牧市植苗156-26

 0144-58-2231

 開館日 火~日 9:00~17:00(月曜休館)

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