三重県の鈴鹿の森庭園は、日本の伝統園芸文化の存続と普及を目的とした、研究栽培農園です。
名木が約200本あり、毎年開花時期には一般公開されています。
研究栽培と聞いても、難しそうと思わなくて大丈夫でした。
日中はおとぎ話に出てくるような、乙女チックな風景にうっとり。
夜はライトアップに浮かび上がる、春の夜の夢のような風景です。
私が訪問したのは一昨年と昨年、あまりの美しさに2年続けて訪れました。
左の人物は小人?…ではありません。でも、どこかに妖精が隠れていそうですよね。
夕方に入園しライトアップも見る
入園料は開花状況によって、金額が変わります。
2021年は2月20日から始まり、3月下旬まで、700円~1,700円。
満開時は一番高い1,700円です。
(3月13日から1,500円に下がりました)
この方式は昨年と一緒です。
今年変わったのは、「1日券」が販売されたこと。
当日中に限り、+300円で何度でも再入場ができるようになったんです。
日中早い時間に一度来て、ライトアップも見たい方向けです。
それも良いのですが、昨年の私は夕方遅めに入園して、日中の様子とライトアップを両方見ました。
300円は夜間の追加料金というわけではないので、今年も可能ではないでしょうか。
明るいうちの庭園はおとぎ話の森のよう
入園してすぐに目に入るのは、「天の龍」「地の龍」という、大きなしだれ梅です。
小高い見晴らし台から園内を見ると、一面のしだれ梅の森が見られます。
ここが一番混むところ。
それからは青龍坂や桜坂と名付けられた小さな坂を降りて、園内を自由に散策してみて下さい。
花びらが散って、地面を埋め尽くしているのもきれいですね。
この遠近感のない、平面的な写真も捨てたものではない、と思うのは独りよがりですけど。
ほとんどの梅がしだれですが、そうでないものもあります。
また、梅以外に河津桜やつつじも見られます。
中でも特徴的なのはクリスマスローズですね。
これも研究栽培なのかな?
売店では苗も売っていました。
日が沈む前の、光の色が変わる瞬間です。妖精も入れ替わるのかもしれません。
たそがれから夜は魔法の国に
日が沈み、ライトアップが始まりました。
まだ薄明かりが残る中、いい風情ではありませんか?
手前の白いのが玄海つつじ、右上のピンクが河津桜だったと思います。
だいぶ暗くなってきましたが、肉眼で見るのと違って、写真では空がまだ明るいです。
空も真っ暗になりました。
梅のピンクが映えます。
柳の精は男性の姿をしているそうですが、梅の精は女性の姿なのかも。
これだけ光があっては出て来られないか。
売店の近くにクリスマスローズの水盤がありました。
これもステキです。
周辺の見どころ
時間を有効活用するなら、先に周辺の見どころに行き、夕方に鈴鹿の森庭園に来ても良いですね。
近くにいろいろあります。
●椿大神社 鈴鹿市山本町1871 059-371-1515
●鈴鹿サーキット 鈴鹿市稲生町7992 0593-78-1111
同じ梅の名所としては
●菅原神社 鈴鹿市国分町811 059-374-2103
●結城神社 津市藤方2341 059-228-4806
●かざはやの里 津市木戸町4096 059-255-5755
●なばなの里 桑名市長島町駒江270 0594-41-0787
●いなべ市梅林公園 いなべ市藤原町鼎717 いなべ市農業公園内 0594-46-8377
鈴鹿の森庭園と同じ会社がやっている、「レッドヒルヒーサーの森」もおすすめです。
●レッドヒルヒーサーの森 津市高野尾町2877 059-230-7789
アクセス
車の場合
東名阪自動車道「鈴鹿IC」より5分
新名神高速道路「鈴鹿PA スマートIC(ETC専用)」より5分
三重交通臨時バス 「JR四日市駅・近鉄四日市駅~鈴鹿の森庭園」間
「椿大神社~鈴鹿の森庭園」間
(JR・近鉄四日市駅から椿大神社間は路線バスがあります)
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