京都の紅葉って素晴らしいですよね。
そして紅葉に負けないくらい美しいのが青もみじと言われます。
もみじならやはり山、ということで京都洛北の鞍馬寺と貴船神社、そして大原三千院と寂光院に行って来ました。
交通手段をどうするか迷ったのですが、行き先を考えたらパーク&ライドにしようと、案外すんなり決まったのです。
ずっとバスや電車では何度も乗り換えが必要だし、車ばかりでも時々その車を持て余すことがありますよね。
駐車場に困ったり、駐車できても戻るのが大変だったり…。
良いとこ取りをするなら基本的に車にして、必要な所だけ公共交通機関の方が、かえって具合が良いことがあるんです。
鞍馬・貴船は特に。
今年の初夏のパーク&ライドの様子をお話します。
鞍馬・貴船を車で回るとV字のコースになる
1泊2日で、行き方は鞍馬→貴船→大原の順です。
鞍馬・貴船はほぼワンセットで山道をかなり歩くことになるので、ハードな行程を初日にして、2日目はゆったり回ることにしました。
鞍馬寺に駐車場はありませんが、周辺に民間駐車場がいくつかあることはあります。
貴船神社周辺にも、あることは、ある。
鞍馬寺と貴船神社は直線距離だとすぐそばにあるように見えます。
でもこの直線最短コースは、車では行けません。
どっちかに駐車して、歩いて往復しても良いのですが、これも結構大変なのです。
なにしろ山ですし、尾根を一つ越えることになるので。
車で回れる道筋は、下の地図をみていただくとわかるように、ちょうどVの字のようになっています。
ハイキングコースを行かず、鞍馬寺と貴船神社のみなら、両方の駐車場に停めるのも良いでしょうね。
ただ青もみじの時期はそれほどでもありませんが、紅葉の時期はかなり混むことが予想されます。
見どころいっぱいのハイキングコースはぜひ行きたい
この鞍馬・貴船を結ぶハイキングコースは、鞍馬寺の本殿金堂横の参道入り口から貴船側の鞍馬寺西門までで、所要時間は、約1時間半ほどです。
ここを歩かないのなら駐車場問題はもっと単純なんです。
けれどこのコース上に、ぜひ見たい見どころがいくつかあるのですよ。
牛若丸が天狗と出会ったという「僧正が谷不動堂」や、根っこが地表を這い回っている珍しい「木の根道」、その名も気になる「奥の院魔王堂」等々。
で、車で行くと悩むことになるんです。
例えば鞍馬寺からハイキングコース経由で貴船神社に行くとします。
鞍馬寺に車を置いてしまうと、また山道を戻るか、バスや電車で大回りをして戻らなくてはなりません。貴船神社の方に停めた場合も同じです。
若い方は大丈夫ですが、シニアがこの山道を往復するのは、体力的に大変かも。
ハイキングコースを途中まで歩いたところで、シニアのお母さんとその娘さんに出会ったのですが、奥の院を降りたらもう貴船と知って複雑な表情でした。
先に貴船神社に駐車し、V字の道を回って来て鞍馬駅前に駐車し直したとのこと。
結局奥の院から、また山道を引き返されたのですが、なんともお疲れ様です。
筆者もシニアなので鞍馬寺までは電車、ハイキングコースを片道だけ歩いて、貴船神社側からバスと電車に乗って車まで戻りました。
そのおかげで、山中では息が切れて時々休憩はしましたが、歩き終わって脚ガクガクという程ではありませんでした。
因みに歩きやすいのは、鞍馬側から貴船へ抜けるルートです。
貴船側からも同じ道なんですが、いきなり急な登りになるので、もはやここで気がくじけるかも。
そうはいっても15分くらいなので、修行僧気分で耐えてみるのも一興?
鞍馬・貴船のパーク&ライドを詳しく説明すると
これは一つの方法と思ってもらえば良いです。
1.「出町柳駅」発、鞍馬方面行き叡山電車の、「市原駅」より手前の駅周辺に駐車し、電車に乗って終点「鞍馬駅」下車
2.鞍馬寺を参拝後、ハイキングコースを西門(貴船側)まで歩く
3.貴船神社を参拝
4.貴船川沿いの道を少し下り、京都バス「貴船」停留所から「貴船口駅前」停留所までバスに乗る
5.叡山電車「貴船口駅」から電車に乗り、車を停めた駅で降りる
これなら山道を往復しなくても良いですね。
もし体力が残っているなら、貴船神社から貴船口駅までを、20~30分歩いて下っても良いかもしれません。途中の貴船神社境外社や烏帽子岩・蛍岩等も見られます。
こうして鞍馬・貴船で遊び、筆者は再び車で、宿泊地の大原へ。
大原地区は平坦で駐車場も多いので、そのまま車で行っても大丈夫。
なぜ「市原駅」が基準なのかというと、少なくともここから乗れば、「市原駅」と「二ノ瀬駅」の間にある「もみじのトンネル」の様子が見られるからなんです。
せっかくこの電車に乗るんですもんね。
この記事のタイトル下に使った写真がそれです。
窓のごく近くまでもみじが迫っているのがわかるでしょうか。
紅葉の時期には、スピードを落として走って下さるそうですよ。
車内が紅葉の色に染まったら、どんなにきれいでしょうね。
もみじのトンネルをゆったり眺められるのも、電車ならでは。
あの京都で駐車場が選びやすいとは
筆者の場合をもう少し細かく言うと、名古屋方面から京都東IC、白川通りを経由し、「市原駅」手前で大原寄りの「岩倉駅」周辺に車を停めました。
叡山電車の貴船口・鞍馬方面行は出町柳駅から出ているので、そのあたりで探してもOKです。
ただ宿のある大原に行く時に、わざわざ南下してまた北上する必要はないかなと思ったのと、程よい住宅地で、地元の方が行かれるような手ごろな飲食店が多くあったので、ここでお昼をいただくことにしたのです。
もちろんせっかく風情のある鞍馬・貴船に行くのですから、現地でグルメを満喫するのも良いですけどね。
それにしても駐車場が選びやすい?と思いませんでしたか。
駐車場予約サービスを利用する
ここからは筆者のお気に入りの”akippa”の紹介です。
akippaは駐車場予約サービスです。
初めての地では駐車場があるかどうか、不安ですよね。
あってもどこも満車だったり。
鞍馬・貴船は地形のせいもあるのでしょう、有名な観光地ではありますが、駐車場は少なくそれぞれの収容台数も少ないです。もちろん路上駐車は不可。
貴船側は道も細く、車がすれ違うのも困難なので、その意味でもぎりぎりまで車で行かない方が良いかもしれません。
何より最初に書いたように、ハイキングコースを歩く時どちらかに駐車すると、車を持て余してしまいます。
そんな時のパーク&ライド。
akippaは時間内の入出庫は自由で、しかもほとんどの場合コインパーキングより安いのです。
ちなみに筆者が借りた駐車場は駅から1分位。
お昼前から夕方まで必要だったので1日契約で税込550円でした。
登録は無料。年会費のようなものも要りません。
調べるだけなら登録しなくてもたくさん出てきますので、お試しあれ。
予約する時に登録すれば良いのです。
akippaは登録されている空いている月極や個人宅の駐車場を、15分単位や1日単位でも借りることができるシステムです。
元々空いているスペースを有効利用するため、料金も低料金なんですよ。
事前に駐車場をネットから予約し決済もできたので、当日も安心して出かけられるのが嬉しいところ。
個人宅の駐車場であっても特に挨拶等は必要なく、ビジネスライクでスムーズに入出庫できるのも魅力です。
かなり画期的なシステムだと思いますね。
筆者は今回鞍馬・貴船で利用させてもらいましたが、以前は紅葉真っ盛りの時期に人気の東山地区と嵯峨野で利用させてもらいました。
この秋にもお世話になる予定です。
ここまで読んで下さった皆さんにも、ぜひおすすめですよ!
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