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抗原検査キット、陽性・陰性どっち⁉5類移行後コロナに感染したら⁉

検査キット説明書
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新型コロナウィルス感染症は令和5年5月8日以降、季節性インフルエンザと同じ5類に移行しました。

マスクの着用も個人の判断に任され、飲食店のアクリル板のパーティション等もなくなり、幾分は解放された気分になりましたね。

でも当然ながら新型コロナウィルスが消滅した訳ではなく、まだまだ油断はできません。

検査や受診の形は、5類移行後どう変わったのでしょうか。

筆者の勤める高齢者施設は、重症化リスクの高い方ばかりなので、今も面会時などにマスク着用のお願いや、職員の抗原検査は継続しています。

職場で渡された抗原検査キットで、自分で判断することになったのですが、ここで先日ちょっと慌てたことが起きたんです。

陽性か、陰性かがわからない⁉

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抗原検査キットの結果を見て慌てた事例

筆者は特別養護老人ホームで働いているため、ワクチン接種も6回受けており、出勤にあたっては週1回抗原検査の陰性を確認しないといけません。

ある日、出勤4時間前に検査をし、15~30分後の結果を見て「よしよし、陰性。」と確認したのです。

そしてその2時間後に出勤準備を始めました。

その時ふと、ゴミ箱に捨てた使用済みのキットが、たまたま上を向いていたので見ると、線が2本になっている!

自宅で慣れもあって、うっかり空き袋にも入れず、そのまま捨てていたのでした。

症状なんて全くないのですが、これはまさかの陽性⁉

抗原検査キット
これは陰性。Tの所にも線が入ると…

使用したのはロシュ・ダイアグノスティックス株式会社の「SARS-COV-2 ラピッド抗原テスト」。

実はこの時、キットに入っている説明書は英語とフランス語(?)でしか書いてなかったのです。

全部翻訳するのも大変なので、イラストを見ながら、検査の仕方と判定の「Positive」と「Negative」の表記の所だけ翻訳して、陽性・陰性の判定をしていました。

説明書

ひょっとしてこのまま出勤していたら、皆に感染させるところだったのだろうか?

そんなことが頭をよぎり、すぐに職場に連絡し、事情を説明して判断を仰ぎました。

結果5日間出勤に及ばず、とのことでしたが。

でも実はそんな必要はなかったのでした。

30分経過後に現われたものは無視してOK

筆者が休んでいる間に、他の職員にも同じことがあり、やはり2時間後に2本線が現れたとのこと。

そこで始めて日本語の説明書が引っ張り出され(あるんかい!)、そこには30分経過後に現れたものは無視するよう書いてあったとか!

そのためその職員はそのまま出勤になったのでした。

このキット、決していい加減なものではありません。

れっきとした国の承認を得た、「体外診断用医薬品」なんです。

抗原定性検査キット

現在は一般用医薬品(OTC)として承認され、個人も購入できるようになりましたが、当時は(つい最近ですが)医療機関等の事業者にしか販売されていなかったものです。

ちゃんと説明書を読まないと、ということに尽きるのですが。

今では箱ごとに簡単な案内文が入っていて、日本語の説明書もそこにあるQRコードから確認できるようになりました。

それによると、右真ん中の赤い四角の中に「陰性の判定はコントロールラインが早めに出現した場合であっても、必ず15分以降に行なってください。また、30分経過した後の判定は正確な測定結果が得られない可能性があります。」と書いてありました。

15~30分までの発色が安定しているからとのことです。

抗原検査トリセツ

キットの安定供給と増産措置のため、包装表示を簡略化しているそうで、どうやら日本語の簡易説明書の同梱も省略している様子。

そういうのを見ると、まだまだ医療や医薬品関係の所では、大変が続いているなあと思わされます。

ロシュ・ダイアグノスティックス社の簡易説明書はこちらからも見られるようになりました。

5類移行後コロナを疑った場合、どうしたら良いか

次は今後に体調を崩してコロナかも⁉と疑った場合にどうしたら良いかについて。

結論を先に言うと

 「自分で検査し、陽性で症状が軽ければ自宅療養開始。

 症状が重かったり重症化リスクの高い人は医療機関に連絡」なります。

(重症化リスクの高い人とは、高齢者、基礎疾患のある方、妊婦さん等のことですね)

症状はあるが陰性、の場合はまずはマスク着用、手洗い等の基本的な感染予防を継続しましょう。

自治体が行なってきた無料検査や、隔離のための宿泊療養施設は終了しています。

簡単な検査や自宅療養は医療ひっ迫を防ぐためにも、自身できちんと行ないたいところです。

「抗原定性検査キット」の「体外診断用医薬品」と「研究用」の違い

自分で検査をするためには、検査キットを入手しなければなりませんが、現在は薬局やドラッグストア、通販サイトでも購入可能になりました。

抗原定性キットとして売られているものには、国の承認した「体外診断用医薬品」と承認されていない「研究用」があるので、薬剤師に相談の上「体外診断用医薬品」を選んで下さい。

現在は「医療用医薬品」「一般用医薬品(OTC)」「第1類医薬品」等の表示がそれにあたるものです。

研究用」は疾病調査等のための試験研究を目的とするもので、新型コロナ感染症にかかったかどうかを調べる目的で作られていないため、罹患判定の性能の確認がされていません。

金額的には、「体外診断用医薬品」はテスト1回分あたり1,000円~2,000円とやや高価ではありますが、「研究用」と比べるとそれほど大きなバラつきはありません。

一方「研究用」は1回分がなんと80円~3,000円と、とても大きなバラつきがあります。

「コロナ 検査キット」等で検索すると、通販サイトでは真っ先に「研究用」が多数表示され、しかも安価なものが多いです。

もちろん、「研究用」と大きく書いてあったり、説明文に「本品で感染の有無について判断することはできません」と書いてありますが、つい安さにつられて購入してしまうかもしれません。

実際にコロナと診断された方に試したところ「陰性」と出たという事例がいくつもあるようです。

「体外診断用」でも100%正確とは言い切れませんが、3,000円も出して「研究用」を買うか1,000円で「体外診断用」を買うかと言えば、もちろん「体外診断用医薬品」でしょう。

ちなみに最初に書いた、筆者が使った製品の一般用は通販サイトで買うとすると1回分1,000円程度のものです。

検索する際は厚生労働省の「新型コロナウィルス感染症の一般用抗原検査キット(OTC)の承認情報」を見て、「品目」を入れて検索することをおすすめします。

取り扱い薬局を探すなら厚生労働省の「新型コロナウィルス抗原検査キットの取り扱い薬局・店舗マップリスト」 で検索できます。

陽性の判定が出ても法律的には外出自粛義務はなくなった

検査で陽性の場合、法律的には外出自粛は求められず、個人の判断に委ねられます。

ただし控えるようには推奨されていますね。

各医療機関や高齢者施設では、従事者の就業制限の考慮も求められています。

筆者の勤務先でも、この対応がされた訳です。

(1)外出を控えるよう推奨される期間

発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いため、発症日を0日目として5日間は外出を控えることが望ましいです。

無症状の場合は検体採取日を0日目とします。

やむを得ず外出する場合は症状がない事を確認し、マスクを着用することです。

(2)周りの人への配慮

10日間が経過するまではウィルス排出の可能性があるため、不織布マスクを着用したり、高齢者などのハイリスク者との接触は避けるように配慮しましょう。

(3)家庭内では

なるべく陽性者の部屋を分けることや、定期的な換気、感染者のお世話はなるべく限られた方で行なう、同居家族も可能な範囲でマスク着用する、こまめに手を洗う等の対策をしましょう。

これまで言われてきた「濃厚接触者」についても、5類移行後は特定されることはなく、法律に基づく外出自粛も求められません。

感染者の発生日を0日目として、5日間は自身の体調に注意して下さい。

7日目までは発症する可能性があります。

受診を希望する場合は、医療機関に連絡

5類移行後は季節性インフルエンザと同様に健康保険が適用され、検査・治療・入院等で1割~3割の自己負担が発生します。

ただ罹患した場合の治療薬の費用や入院費等は、急激な負担を避けるため、一定期間(まずは9月末まで)の公費支援や減額等があります。

これまでコロナ診療を行なっていた「診療・検査医療機関」だけでなく、幅広い医療機関で受診できるようにはなりましたが、あらかじめ連絡をしてから向かってください。

かかりつけ医がある場合はまずはそちらに連絡しましょう。

自治体の相談窓口や対応方針については各自治体のWEBサイトを参照してください。

他には、救急車を呼んだ方が良いかどうか相談できる「救急車利用マニュアル」#7119 や

こども医療相談」#8000 の利用も可能です。

まずは日頃の手洗いなど、予防が大切です。油断禁物。

発熱等の体調不良時に備えて、体温計や解熱鎮痛剤を準備しておくのもおすすめです。

日持ちする食料品の用意も忘れずに。

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