岐阜県美濃市上河和にハスの花を見に行ってきました。
筆者が子供の頃は、割とあちこちに蓮池があった記憶があるのですが、今ではすべて住宅地になってしまいました。
長い間ハスとは無縁でしたが、美濃市の上河和フラワービオガーデンというところに咲いていると知りました。
こちらは地元有志の「上河和創生隊」が、2022年に始められたのだそうです。
筆者が初めて伺ったのは2023年の、ちょうど見頃の7月10日。
それから毎年伺っているので、今年は3回目になります。
こちらはビオガーデンも素敵ですが、陸上にはひまわりやグラジオラス、ハーブの花の咲くガーデンもあって、季節がずれても楽しめそうですよ。
これら全体が、若すぎない落ち着いた年代の女性好みのようにお見受けしたので、てっきり女性が管理しておられるのかなと勝手に想像していました。
ほら、北海道の紫竹ガーデンみたいに。
(あれほどの広さはありません)
間違ったので、ごめんなさい。
地元の新聞で「水辺の空間はどうしても作りたかった」と言われるご住職の記事を拝見して、感性って男女関係ないんだなぁ、と思いました。
上河和フラワービオガーデン、なかなか素敵なんですよ。
ご紹介しますね。
そうそう、ハスは早朝から開き始め、見ごろは朝9時頃で、正午あたりには閉じてしまうそうです。
見に行くなら午前中がおすすめ。
まずはアクセスのし方
美濃市でも山間の方になるので、公共交通機関の場合はJR岐阜駅を起点に、JRと長良川鉄道を乗り継いで、長良川鉄道「母野」駅から徒歩約30分なので、片道約2~3時間かかってしまいます。
ローカル鉄道の旅とセットでの楽しみ方もありますが、基本的には車がおすすめ。
JR岐阜駅からは45分~1時間です。
それでも伺った最初の年は迷ってしまいました。
ほら、何とかMapて、なかなか無謀な案内もするでしょ。
こんな案内が分かれ道のところにあって、思わず笑っちゃいましたが、でも有難かったです。

今年はナビにも認識されて正確になっているし、そんなに苦労することはありませんでした。
わかりやすい横断幕もできたので安心です。
この道の突き当りが曹洞宗霊泉寺の参拝者駐車場になっており、ビオガーデンのお客さんも停められます。
霊泉寺には平安時代や鎌倉時代の、有形文化財に指定されている仏像があり、興味のある方はそちらもお勧めですよ。
お寺は左側で、右側にビオガーデンが広がっています。

水辺のビオガーデン
かわいい表札と案内板がありました。

こんなのも。

蓮池は入り口を入ってすぐに左側にあります。
昨年今年と、水の量がやや少なめですが、木の舟がいい感じにオブジェとして浮かべてあります。
いいなあ。

中州の水上デッキまで散策することができます。

今年はちょっとだけ時期が早かったので、ハスの丈もまだ低めでした。
低い方が良いこともあるんですよ。花がちゃんと見られるから。
下手な写真ですが、花はきれいでしょう?
一生懸命咲こうとしている清楚な姿がすてきです。

何しろ、蓮池に降りる階段の横のところは巨大ハスのエリアのようで、ピーク時は筆者の頭上高くで咲いているんですもんね。
花が、みっ、見えない。

これはこれで面白いんですけどね。

こちらはいかにも仏像の台座にありそうですよね。

10種類以上の品種があるそうです。


水の多い時は、ビオガーデンらしくいかにもハスらしい姿も見られます。
やっぱり水があるのって、どこか原風景のようで、ほっとしませんか。
朝早くまだ人が少ない時に水辺を進んでいくと、あちこちから蛙の飛び込む音とか、オタマジャクシが一斉に逃げていくのも見られます。
これまた楽しい。

こちらはスイレン。

見る角度によってはこんな風景も。
本当はそんなに広大とも言えない蓮池なんですが、まるで一面のハスの海(?)。 圧巻です。

陸上のフラワーガーデン
陸上の花畑やビオガーデンを自由に行き来できるように、趣のある階段や橋、案内板が設置してあります。
もと来た道を戻ってみると、足ぶらデッキの向こうの一段下がった所には白いアナベル(?)が、きれいに咲いています。
いい感じのガーデンオブジェの向こうは、これから成長する花畑でしょうか。

田んぼだった時のあぜ道からフラワーガーデンに入れます。
下の写真はハスの時期から半月ほど前のガーデンの様子です。
この頃はハーブの花などが多く咲いていました。


もちろん、ハスの時期にもフワラーガーデンは健在です。
鉢植えのハスと、コスモスが同時に咲いている珍しい光景が見られました。

駐車場の横には新しい休憩所(?)ができていて、暑い夏の日のことで、助かります。
どうか末永くガーデンが続きますように!

上河和フラワービオガーデン 問い合わせは
美濃市役所 総合政策課 0575-33-1122 内線343 まで
開花や見頃の時期の情報については、こんなのもできてました。

コメント