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星空観賞便で満天の星を見た/2020年新穂高ロープウェイにて

2023年 にこみいる撮影
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岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷は、もちろん温泉がとても魅力的ですが、北アルプスを中心とした中部山岳国立公園の入り口でもあります。

3,000m級の山々が連なる穂高連峰を、私たちのような普通の観光客でも身近に感じられるのが、標高2,156mの新穂高ロープウェイ。

そしてその展望台で星空を見よう、というプランがあるのです。

昔々子供の頃、もう半世紀も前になりますが、釣りに来た父の車で一晩過ごしたことがあります。

岐阜県郡上市の山奥でした。

そこで見た、すごい数の星々と言ったら!

その時のことを思い出し、もう一度そんな景色を見たくなりました。

郡上市よりはるかに標高の高い新穂高ロープウェイなら、きっと今でもすごい星空に違いありません。

星好きなら見逃せませんよね。

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期間限定で、春の便、夏の便、秋の便と、それぞれ5~10日間しかありません。

今年の春の便はコロナ禍で中止でした。

夏の便は8/17(月)~ 8/23(日)

秋の便は10/17(土)~ 10/21(水) と 11/4(水)~ 11/8(日)の2回あります。

11月の5日間がまだありますので、よろしければ見に行ってみてはいかが。

肝心なのは夜、確実に晴れること。

天気の長期予報をチェックしながら、当てはまる日を選び、宿を予約。

10/17~10/21の5日間のうち、20日(火)に行くことにしました。

第1ロープウェイは通常営業のみで、夜間は運行しません。

夜間運行するのは第2ロープウェイだけです

第2ロープウェイの夜間運行はしらかば平駅発 上り 18:00~19:20(最終)

              西穂高口駅発  下り 18:00~20:00(最終)

となり、20分間隔で運行されます。

往復料金は大人2,900円 小人(小学生)1,450円です。

星空観賞に参加するなら、第2ロープウェイの発着駅「しらかば平駅」最寄りの、鍋平高原駐車場に車を停める必要があります。

下の写真の黄色の矢印のうち、左が日中に通常停める第1ロープウェイの「新穂高ロープウェイ駐車場」です。

ここには停めないで下さいね。

もし停めてしまうと、星空観賞が終わった時刻には第1ロープウェイが動いていないので、しらかば平駅から山道を歩いて下山しなくてはなりません。

右の矢印の所がおすすめの「鍋平高原駐車場①」で、6時間ごとに600円。

明るいので終了後も安心です。

ここのすぐ下にある道を挟んだ横並びの 🄿 2か所が「鍋平高原駐車場②」1日600円。

更に下の方の駐車場は安かったり無料もありますが、真っ暗な中を歩くにはちょっと遠過ぎ。

画面をクリックすると拡大されます

ロープウェイの通常営業時間内に西穂高口駅に着いたら、そのまま星空観賞まで居ても良いそうです。

前日に電話で確認しました。

ただし、ここからがご注意。

通常営業は下り最終が16:45なので、この時間までなら、外の千石園地を散策しても大丈夫です。

この時間以降は出入り口のシャッターを降ろしてしまい、戻れなくなるので、16:45以降は駅の中にいて下さい。

私は16:15に乗って来て、星空観賞までには時間があるため、千石園地を散策してました。

気がつくと私を含め4名が、締め出された格好になってたんです。

そろそろ暗くなるから戻ろうとしていたところを、たまたま係の方が見つけて下さったから良かったんですけど。

公式サイトの星空観賞便のところに「乗り遅れと遭難防止のため、展望台と限られた場所以外の外部に出ることはできません」と書いてありました。

夜間のことだと思っていたのです。でも管理をする側の立場になって考えてみたら、こうしますよね。

考えが至りませんで、すみませんでした。

そうそう、夜は冷えます。日中は長袖Tシャツと薄いジャケットだけで良かったのですが、日が落ちてからは風も強くなり、ライトダウンを重ねても凍えました。厚めのダウンでも良かったかも。

高山から濃飛バスの特別運行がある

予約制ですが、高山駅にある高山濃飛バスセンターから、星空観賞のための特別運行便が出ています。

濃飛バスセンターを16:10に出発し、21:30に高山に戻ってくるプランです。

大人3,800円、小人(6歳~12歳)2,800円

ロープウェイ往復乗車券と1,000円分の食事券がついていて、高山 ⇄ 新穂高間のバス代がタダに等しい。

2022年春まではありましたが、毎年毎回あるのではなさそうです。

採算が合わなかったかも? 

他のお得セットプランがあるようなので、詳しくは濃飛バスの公式ホームページでどうぞ

じゃらんの「遊び・体験」のクーポン

遊び・体験プランと同時にクーポンが発行されることが多いので、利用する方法があります。

ロープウェイ第1・第2の往復料金1名3,300円が、クーポンを利用すると-1,500円で、1,800円になります。

2名なら6,600円が-3,000円で一人当たり1,800円に。

クーポン配布には先着限定数がありますので、お早めに。

ここでの注意点は、そもそも第1・第2の体験プランなので、第1ロープウェイの動いている通常営業時間内(16:00まで)に、入場チケットの発行を済ませておくこと。

星空観賞便の始発18:00まで鍋平高原を散策しても良いし、しらかば平駅内のパン屋さんでお茶しても良いですね。

早めに第2ロープウェイで西穂高口駅まで行って、夕食を済ませたり売店を見ても良いかもしれません。

出発の朝は霧がかかっていました。

これは道の途中、8:00頃の郡上市の市役所です。いや~心配。

鍋平高原に着いた頃には晴天で、ほっとしましたが、

夕方のロープウェイの展望台では、みるみるこ~んな雲が…。

小雨までパラついたではありませんか。

それでも南から少しずつ晴れてきました。

真ん中の白いのが木星です。その左側にかすかに写っている(この画面ではほぼ見えない)のが土星。

このあと信じられない位に360度晴れ渡りました。

やはり山の天気は変わりやすいのですね。

18:30頃、天の川が南から天頂を通り、北のカシオペア座を貫くように立ち上がっているのが見えました。

よく、天の川は白い帯のように見えると言いますが、ここでは細かい星のつぶつぶまでしっかり肉眼で見えるのです。

こんなに奥行きを感じるような天の川は初めてです。大感激‼

それにあまりの星の数なので、私の地元なら見つけやすい夏の大三角とかはくちょう座とかが、すぐには判別できず焦りました。

それでもずっと眺めていても全く飽きません。

いつまでも眺めていたい。ものすごくきれい!

標高2,156mは最強ですね。

私には星の写真が撮れないので残念です。

来年以降もこのイベントが続きますように。

それまでに写真の撮り方を勉強しようかな。

追伸:念願叶って、撮れるようになりました!

まだまだ初心者の域を出ませんが、私としては撮れただけでも嬉しいです。

機会があれば、また眺めたくなったら、また行きますね。

天の川
2023年8月 にこみいる撮影

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