ぶどう狩りは夏の終わりから秋にかけて楽しめる、おいしいイベントとして人気です。
昨年夏に見事なぶどうを1箱いただく機会があって、そのおいしさに驚いて改めて箱を見たところ、書いてあったのが「長良ぶどう」の文字でした。
品種はわかりませんでしたが黒紫色の、多分ベリーAとかかな?
岐阜市の長良地区は昔からぶどうの産地として有名でしたが、筆者は訪れる機会がありませんでした。
でもこんなにおいしいぶどうが採れるなんて!ということで、初めてぶどう狩りに行ってみたのです。
土日祝日はそこそこ込み合う様子ですが、筆者は土日が仕事で平日が休み。
そのため、平日貸し切り状態のぶどう狩りになりました。
お土産付きプランとお土産なしプランがあって、さてどちらがお得かな。
長良ぶどう狩りの基本情報 2025年
開園期間:8月1日~9月末(ぶどうがなくなるまで) 期間中は無休
開園時間:10:00~16:00
品 種:8月上旬~下旬 デラウェア
8月下旬~9月上旬 スチューベン
9月上旬~9月下旬 ベリーA
料 金:大人(中学生以上)お土産付き1,800円 お土産なし1,300円
小人(3歳~小学生)お土産なし900円
個人は予約不要
20名以上団体予約の場合 大人100円・小人50円割引
所 在 地:岐阜市長良雄総柳町5
アクセス:JR岐阜駅及び名鉄岐阜駅から
岐阜バス「N41おぶさ行き」で25分 「おぶさ公民館前」下車 徒歩5分 (230円)
車の場合約15分 駐車場あり(無料)
問合わせ:長良川畔観光園芸組合 058-231-3623(電話受付9:00~16:00)
システム:長良ぶどう狩り案内所で料金を支払い、指定されたぶどう園に移動
長良ぶどう狩り案内所と駐車場
この地域では大正時代の初めからぶどうの生産が始まったそうです。
土壌が砂地で水はけが良いため、糖度の高いぶどうが収穫できるそうですよ。
ぶどう園のすぐ横が住宅地になっているのは、時代の変遷が伺われます。
昔は本当にのどかな田舎だったのが、だんだん住宅や交通量が増えてきて、新しい橋までできちゃった。
まあそれで交通が便利になった訳ですし、この炎天下に頼もしい屋根ができて良かったかも的な位置に「案内所」が設営されていました。

お土産付きかお土産なしのどちらかを選ぶ訳ですが、500円違いなので、筆者はお土産付きを選びました。
結果はそれで正解だったのです。
なぜなら食べ放題で食べた以上の量のお土産、しかもおいしいのがいただけたから!
その様子は後ほど。

案内所のすぐ横に駐車場があります。
筆者が着いたのは午前10:40頃で貸し切り状態でしたが、帰りには数台停まっていました。
同じ園にばかり案内せず、振り分けておられる様子ですね。
いざぶどう園へ
チケットを持って、指定された番号のぶどう園へ歩いて行きます。

平日で誰もみえず、園に連絡先の貼り紙がありました。
連絡後向かいの大きなご自宅に伺うと、近所の方が収穫済みのぶどうを買いにみえていて、その対応中でした。
まさに顔が見える生産者さんという訳です。
その後チケットを渡して、ハサミとザルを貸してもらい、この日に収穫できる区域を教えてもらいました。
時期によって収穫できる品種が異なるので、最初に見た園とは別の場所なのだそう。
そういえば先程の園は時期が終わったのか、何も実っていませんでした。
食べる分だけザルに採って、先程の園に戻って食べて欲しいとのこと。
ま、写真右の家を挟んだ隣なので、どうということはありません。

大粒のベリーAがたくさん実っています。
どれが良いかな。

美味しいぶどうの見分け方は、
1.ブルーム(白い粉のようなもの)が付いているもの
2.粒の大きさが揃っているもの
3.果皮に張りがあるもの
4.色の濃いもの
がおすすめとのこと。
一度に何房も採らないで、食べられる分だけ、1房ずつ採りましょう。

持参すると良いもの
●ティッシュ、ウェットティッシュの類
食べ終わった後はそばにゴミ箱があるので捨てるのは簡単ですが、剥いた皮を一時的に溜めておくためのティッシュなどを持参すると良いですね。
ウェットティッシュがあると、きれいに指を拭くこともできて、良いです。
●ブルーシートなどの敷物
こちらの園では木のしっかりした長椅子があったので、そこでいただきましたが、土日祝日の混雑時などは念のためにブルーシートがあると良いかもしれません。
●飲み物
そして、8月9月はとにかく暑いです。ぶどう園は屋外ですし。
熱中症を防ぐためにもお茶か冷水などの水分は持っていかれた方が良いです。
のどが渇いた時に、ぶどうの果汁だけでは追いつきませんからね。
冷水ならぶどうの味を邪魔することもないのでは。
●防虫スプレー・虫刺されの薬
屋外ということは、蚊などの虫もいるということです。
防虫スプレーは園に入る前に散布しましょう。
●帽子・日傘など
園の中はぶどうの葉の下になるため陽射しは和らぎますが、駐車場から歩くので、必要に応じて。
お土産付きにしてよかった理由
紙がかかっていたので気がつきませんでしたが、筆者が採ったのはとても大きな房でした。
ブルームもついているし、良いかも?

予想外だったのは、なんとこの1房で、お腹がいっぱいになってしまったことです。
日頃家でぶどうをいただく時は、普通こんなに一度に食べませんよね。
そのため食べられる量がわかりませんでしたが、筆者はこの大きな1房を食べるだけでやっとでした。
いつもは、よく食べるねってびっくりされる筆者なのですが。
時間無制限なので、ゆっくり時間をかければもっと食べられたのかもしれませんけれど。
ということもあるので、やはり1房ずつ採る方がよさそうです。
それは良いんですが、正直別の房も食べて見たかったな、というのが本音。ちょっとだけ酸味が強かったので。
最初に書いた、頂き物のベリーAがあまりに甘く美味しかったので、その違いがちょっと残念でした。
…と思っていたら、お土産が良かったんです!!
ハサミとザルを返しに行くと、お土産を用意して下さっていました。
紙袋にベリーAが1房とびっくりするほど粒の大きいデラウェアが2房入っていて、これはまさに私が食べた以上の量ではないですか。
これで500円の違いだなんて。
しかも、プロが選んで収穫しているので、間違いなく美味しい(美味しかった)!
違う種類も食べられるし、一度に食べてしまわなくても良い訳ですし。
これなら料金的にも納得です。良かった、良かった。
ということでトータルとして良かったというのが、お土産付きをおすすめする理由です。
お土産なしで帰っていたら、ここまで満足したかどうか。筆者の場合は、ですけどね。
まとめ
長良のぶどう狩りは昔から有名でした。
まずは長良ぶどう狩り案内所で、指定のぶどう園を教えてもらって下さい。
お土産付きとお土産なしがありますが、筆者はお土産付きをおすすめします。
食べ放題とは言え、そんなにたくさん食べられるものでもありません。
それなのに筆者のように、選び方が下手だったらアウト。
お土産付きなら違う種類も食べられるし、一度に頑張って食べなくても、持ち帰ってゆっくりいただけます。
なにより、筆者の場合ですが食べ放題で食べられた以上の量がお土産でいただけて、トータルとしては良かったんですよ。
なにしろプロの目が選んだものがいただける訳ですから、美味しいに決まってる! でしょ?
また機会があれば、お邪魔させていただきますね。
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