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普段着の糖質控えめヘルシーケーキ9種|数値つき

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昔々、筆者がお菓子作りを始めたのは、もちろんおいしいお菓子を自分で作ってみたかったのが一番の動機でした。

同時にパティシェの作る芸術的と言っても良い程のケーキに憧れ、自分でもきちんとしたものが作りたいと、お手本のレシピや作り方通りに作っていたものです。

あれから月日は流れ、シニアとなった今では、食べたい時にささっと作れる簡単なものが良くなりました。

年齢を重ねた結果(ということにして)、糖質を控える必要性にも迫られたのですが、たとえ制限をされても、時々は食べたい!ですよね。

そこで全粒粉やおから、ヨーグルト、豆腐などをレシピに加え、健康に留意したヘルシーケーキを作ることにしました。

自分で作ると、使っている量がわかって、いろいろコントロールがしやすいですね。

糖質の数値も付けましたのでご参考に。

お菓子作りに必須である砂糖は必ずしも悪者ではなく、人工甘味料や果糖に比べればかなり真っ当な糖質と思っているので、それらには置き換えていません。

型は何でも手持ちの物でOKです。

パウンド型でタルトを作ってもいいじゃない?

型から外すのが難しいシフォンケーキも、昔はあの形に憧れましたが、今では思い立った時に普通のボウルで作ってしまいます。

普段着のヘルシーケーキということで、デコレーションを最小限にした、シンプルな形にしました。

いろいろ邪道ではありますが、興味があれば、お試しあれ。

基本的に4人分で作っています。

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食物繊維は糖質や脂質を吸着して、一部は排出してくれます。

血糖値が急激に上がる血糖値スパイクも回避できるとなれば、利用しない手はありませんよね。

精製された小麦粉より、全粒粉の方が食物繊維が多いというのは今や常識。

食物繊維豊富な全粒粉とナッツを使ったケーキです。

全粒粉の糠臭さを三温糖の風味でカバー。

そしてグラニュ糖や粉糖よりも甘みが感じられるため、わずかながら量も減らせます。

全粒粉とナッツのケーキ
材料 (直径12㎝ブリオッシュ型 2個分)
★薄力粉          20g
★全粒粉           20g
★ベーキングパウダー   小さじ2/3
★塩             少々
 サラダ油         20㏄
 牛乳又はホエー又は水   20㏄
 三温糖          20g
 卵             2個
 ドライフルーツ      10g
 ミックスナッツ      20g    糖質合計 約57.9g 1人分 約14.5g      

1.ボウルに卵と砂糖を入れて、ハンドミキサーでよ~く泡立てる

2.サラダ油を少しずつ混ぜ、牛乳も同じように混ぜる

3.★をふるい合わせてボウルに加え、切るようにさっくり混ぜる

4.ナッツ、ドライフルーツも加え混ぜる

5.サラダ油を薄く塗った型に流し入れて180℃に予熱したオーブンで15分焼く

おからは食物繊維たっぷりなことで知られていますが、たっぷりなのはそれだけではないのです。

たんぱく質、カルシウム、大豆イソフラボンなどが豊富に含まれているので、むしろ積極的に食べたくなるほど。

小麦粉なしでもちゃんとケーキの形になるんです。

当然と言えば当然ですが、糖質がびっくりするほど少ないのが嬉しくて、狂喜乱舞するとかしないとか。

ここまでなら、ちょっとホイップクリームを添えても…?…?

ちなみに型は直径15㎝の小さめボウルを使いました。

材料 (直径12㎝丸型1台に相当)
おから        100g
ベーキングパウダー  小さじ1
サラダ油        20㏄
砂糖          20g
卵            2個    糖質合計 約23.4g 1人分 約5.9g                  

1.ボウルに卵と砂糖を入れて泡立て、サラダ油・おから・ベーキングパウダーを加えてさっくり混ぜる

2.サラダ油を薄く塗った型に流し入れ、180℃でオーブンを予熱後、20分焼く

上のおからケーキはけっこう食べ応えがあるので、ガッツリ食べたい時用。

シフォンケーキならおからの量も少なくて済むので、その分ホイップクリームが添えられるのが嬉しい!

クリスマスなどにデコレーションしても低糖質が期待できるのではと思い、作ってみたのがこちらです。

同じボウルで作り、2段にしていちごスライスをはさみました。

おからシフォン
材料 (直径12㎝デコレーション型に相当)
★おから         40g
★塩            少々
★ベーキングパウダー  小さじ1
 卵            2個
 三温糖         20g
 サラダ油        20㏄
☆生クリーム      100㏄
☆三温糖          5g
 いちご          4個
 ミックスベリー      少々    糖質合計 約37.8g 1人分 約9.5g

1.おからを耐熱器に入れてレンジ600wで2分加熱し、冷ましておく

2.卵を卵黄と卵白に分ける

3.卵黄のボウルに半量の砂糖を入れ。ハンドミキサーでよ~く泡立て、サラダ油を少しずつ加え混ぜる

4.★も合わせて加え混ぜる

5.卵白のボウルに残りの砂糖を加えてよ~く泡立て、ツノがしっかり立つくらいのメレンゲを作る

6.メレンゲの半量を卵黄の生地に加え混ぜる

7.生地をメレンゲのボウルの方に移し替え、ゴムベラに持ち替えて泡を潰さないようにさっくり混ぜる

8.サラダ油を薄く塗った型(ボウル)に流し入れ、10㎝位の高さから数回落として空気を抜く

9.180℃予熱したオーブンで20分焼き、取り出してすぐに逆さにして冷ます

10.☆をホイップする

11.シフォン生地を2枚にスライスし、ホイップクリームといちごスライス3個分を挟む

   表面にもクリームを塗り、いちご1個を8等分しミックスフルーツと共に飾る

生地を外す時は、ゴムベラを縁にぴったり沿わせて少しずつこそげるようにすれば、そのまま底まできれいに外せます。

糖質を減らすなら、砂糖の他には炭水化物を減らせば良いわけで、代わりにできるのがたんぱく質。

となればおからのきょうだいである豆腐や、ヨーグルトが有力候補。

ヨーグルトを1時間ほど水切りしたものを使いました。

この水分は体に良いホエーなので、捨ててはもったいない。ちゃんと他に利用させていただきましたよ。

それでもまだヨーグルトの水気が多いので、まるでプリンのような柔らかさです。これがまた良い。

材料 (直径12㎝丸型に相当)
プレーンヨーグルト 200g
薄力粉       大さじ2
砂糖         25g
卵           1個    糖質合計 約48.2g 1人分 約12.1g

1.ヨーグルトを1時間ほど水切りする

2.ボウルに卵と砂糖を入れて泡立て、ヨーグルトを加え、最後に薄力粉をふるい入れて混ぜる

3.サラダ油を薄く塗った型に入れ、オーブンを180℃予熱後、30分焼く

おからのタルト台にヨーグルトフィリングのいちごタルトです。

苺ヨーグルトタルト
材料 (直径18㎝タルト型1台分)
 おから      100g
 三温糖        4g
 バター       20g
 卵黄         1/2個
★ヨーグルト    180g
★残りの全卵      全部
★三温糖      小さじ2
★はちみつ     小さじ2
 冷凍いちご     10個    糖質合計 約43.2g 6等分1切れ 約7.2g

1.おからを耐熱器に入れて500wレンジで2分加熱して冷ます

2.砂糖とバターをすり混ぜ、砂糖が溶けたら卵黄を加え混ぜ、最後におからと混ぜる

  残りの卵を溶いておく

3.生地を麺棒で3mm厚に伸ばし、バターを薄く塗った型に敷いてフォークで数か所穴をあける

4.180℃に予熱したオーブンで13分焼き、溶き卵のうちから少々を刷毛で生地に塗り、2分焼く

5.★を混ぜ、バターを薄く塗ったタルト台に流し入れて、いちごを冷凍のまま半分に切って並べる

6.再度オーブンを180℃で予熱し、20分焼く

多少スポンジっぽいヨーグルトケーキです。

小麦粉の代わりにおからパウダーで。

おからヨーグルトケーキ
材料 (直径12㎝丸型1台分)
ヨーグルト       200g
卵             1個
おからパウダー      20g
はちみつ        大さじ1
ベーキングパウダー  小さじ2/3
レモン汁        小さじ2   糖質合計 約30.1g 1人分 約7.5g

1.卵とヨーグルトをよ~く混ぜる

2.残りの材料を加えてよく混ぜ、サラダ油を塗った型に流し入れて180℃予熱のオーブンで35~40分焼く

  竹串を刺してみて、液状の生地がついてこなければOK

パウンド型を使ったら、まるで厚揚げのような、豆腐ケーキ(笑)。

簡単な方法で、ビスケットを砕いて敷きました。使ったのはこちら。

今どきは低糖質のビスケットがたくさん出ているので助かります。

ちなみに何も敷かなくても形成は可能です。

全粒粉仕立てのビスケット
豆腐ケーキ
材料 (7×17×4㎝パウンド型1台分)
★全粒粉仕立てのビスケット 3枚 33g
★バター             12g
 木綿豆腐        1/2丁 150g
 スライスチーズ      1枚 16g
 生クリーム(コーヒーフレッシュ3個)大さじ1
 薄力粉            大さじ1  
 三温糖             20g
 卵                1個
 レモン汁           大さじ2
 レーズン            10g
                     糖質合計 約58.4g 1人分 約14.6g

1.ビスケットをポリ袋に入れて砕き、バターを加えてよく揉み油分が均一になるよう混ぜる

  サクサクのビスケットなので、手で崩せます

2.型に敷き、スプーンの背で平らに押し付ける

3.レーズン以外のフィリング材料をミキサーに入れ、滑らかになるまで攪拌する

4.オーブンシートを箱型に折って型に敷き、生地を少量流し入れてレーズンを散らし、残りの生地を入れる

5.オーブン180℃予熱後、35~40分焼く

  竹串を刺してみて、液状の生地がついてこなければ焼き上がり

高野豆腐は糖質がかなり少ない上、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛など、不足しがちな栄養素がたくさん含まれているんです。

煮物のイメージが強い高野豆腐ですが、スイーツで摂るという手もあるかも?

高野豆腐パウンド
材料 (7×17×4㎝パウンド型1台分)
★高野豆腐      3枚 48g    
★ベーキングパウダー  小さじ2/3
★塩             少々
 三温糖          30g
 バター          30g
 卵             2個
 牛乳又はホエー     大さじ3   糖質合計 約34.4g 1人分 約8.6g

1.高野豆腐はすりおろす

2.バターと砂糖をよく練り、溶き卵と牛乳を少しずつ加える

3.★をよく混ぜて加え、ゴムベラでさっくり混ぜる

4.オーブンシートを箱型に折って型に敷き、生地を流し入れて180℃に予熱したオーブンで20~25分焼く

  竹串を刺してみて、液状の生地が付いてこなければ焼き上がり

タルトタタンはたっぷりのりんごと砂糖で飴色に焼くのが本来ですが、そのままだとかなりの糖質量!

でもりんごの甘煮のおいしさは忘れられませんね。

糖質を大幅にカットし、身近にあるりんごでささっと作るためのレシピです。

筆者はりんごの皮つきが好きなのでそのまま使っていますが、皮をむいた方が食感は良いです。お好みで。

高野豆腐タルトタタン
材料 (直径12㎝丸型1台分)
★りんご         1/2個
★三温糖         15g
 高野豆腐     2枚 34g
 ベーキングパウダー 小さじ2/3
 卵            1個
 三温糖         15g
 バター         12g
 シナモンパウダー     少々    糖質合計 約52.8g 1人分 約13.2g

1.高野豆腐はすりおろし、りんごは5~7㎜厚さのくし形に切る

2.★を耐熱ボウルに入れ、砂糖をからめてふんわりラップをかけて、600Wレンジで1分半加熱

3.別のボウルに卵と砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、溶かしバターと2.で出たりんごシロップも混ぜる

4.3.に高野豆腐とベーキングパウダーを加え、さっくり混ぜる

5.型の底に丸く切ったオーブンシートを敷き、側面にも帯状のオーブンシートを沿わせる

6.りんごを底に放射状に並べ、生地を流し入れる

7.180℃で予熱したオーブンで20~25分焼く

糖質制限をしていても、時々食べたくなるのがケーキ。

評判のパティシェのをちょっとだけ、という手もありますが、自分で作れば分量がわかって調整もきくというもの。

糖質を控えるためにはまずは砂糖を減らすことを一番に考えますが、人工甘味料や果糖に比べれば、砂糖は真っ当な糖分と思われるため、それらには置き換えていません。

甘さをかなり控えめにした上に、三温糖やはちみつの甘みの強さと風味を利用しているので、グラニュ糖よりさらに量を減らせました。

炭水化物である小麦粉に替えておからや豆腐、ヨーグルトも強い味方です。

毎日のものではありませんが、それでもバリエーションがあった方が嬉しいですよね。

作り方も簡単なので、材料さえあればいつでも簡単に作れます。

糖質コントロールも忘れずに、大好きなケーキをヘルシーに美味しくいただきましょう。

高野豆腐ケーキ

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